【新唐人2016年11月12日】
第二次世界大戦後の1946年、ドナルド・トランプ氏はニューヨーク、クィーンズ地区で生まれました。父は不動産経営者で、裕福な家庭に生まれ、育ちました。
少年時代は喧嘩、授業のさぼり、女の子の髪の毛をいじったり、映画の暴力シーンを真似したり、かなりの悪童でした。あまりの悪戯者で、13歳のとき、軍隊式の私立学校、ニューヨーク・ミリタリー・アカデミーに入学させられることになりました。1980年、ハイアットホテルの経営に成功し、一躍不動産業界の有名人となりました。当時、大統領選に出馬の意を聞かれたこともあります。
ハリウッド作家ロナバレット氏:「アメリカ大統領になる意欲はあるか?」
ドナルド・トランプ氏:「好きでなるのは信じがたいが、この職に適した人選が現れるのを期待している。」
思いもよらず、36年後のトランプ氏が、本当にホワイトハウスに入ることになりました。これまでに、彼はすでに自分の商業帝国を作り上げました。トランプ氏は個人財産45億ドルを有していると2015年のフォーブス誌が掲載しました。さらに、100億ドルを持っていると彼は自称しています。ニューヨークだけで、11の超高層ビルを所有しています。
ラスベガスのカジノ王フィル・ラフィン氏:「大統領選に出馬すると初めてトランプから聞いたとき、本当にしたいのかと彼に聞いた。お前はすでに世界の王だから、欲しいものがあれば全部手に入れられるのに、なぜ大統領になろうとしているのか?彼の回答は簡単だった。俺はアメリカを愛している、我々の制度は腐っているから、俺がそれを直したいんだと彼は話した。」
80年代、トランプ氏は彼独自の視点とビジネスセンスを用いて、成功を果たしました。
企画がきちんとできれば、数十億ドルの予算削減ができるというトランプ氏の名言があります。
しかし、天に風雨、人に疾病、90年代に入り、トランプ氏の事業は落ち込んでしまい、4回も破産申請を出したと米国メディアが報道しました。これらの破産申請は、今回の大統領選挙で競争相手が彼を引きずり下ろす武器となりました。
しかし、トランプ氏は90年代の窮地から脱出でき、新たな道を切り開きました。2000年以降、彼はブランド経営を手がけました。トランプ氏の成功は、秀逸なビジネスセンスと積み重ねた経験により、公衆の注目を集めるスキルのおかげでした。
2004年初頭、トランプ氏のリアリティ番組『アプレンティス』がNBCテレビで放送し始めました。全米視聴率3位の成績を収め、トランプという名の男はハリウッドで自分の星まで刻まれるほど、米国の国民的有名人となりました。その後、ミネラルウォーターから、お茶、スーツまで、商品にトランプと名付けられました。
アメリカでは、以前からトランプ氏の大統領選出馬を、推測していました。2011年のホワイトハウス記者会見でも、来場者はこの件に言及しました。しかし、30年前との大きな違いは、トランプ氏が嘲笑の対象となったことでした。
ドナルド・トランプ氏:「今夜、私はここですべてのアメリカ人に誓います。アメリカを再び強い国にする。アメリカを再び我々の自慢できる国にする。アメリカを再び安全な国にする。アメリカを再び偉大な国にする。」
トランプ氏は商業エースから政治業界待望の星に変身し、いかにこの新しい役割を果たすのか?今まで積み重ねてきた経験と知恵を国に運用できるのか?アメリカ全土、さらに世界が注目しています。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2016/11/09/a1295892.html(中国語)
(翻訳/顧 ナレーター/佐藤 映像編集/李)